アオザイと微笑みの国ベトナムの部屋にようこそ 

今回はクチの地下トンネルを再検証して来ました。
観光用のトンネルも二箇所あり、今回は裏側に当たるサイゴン川の側にある地下トンネルを
見て来ました。
アメリカ軍が最新鋭の兵器と軍隊を送っても、遅々として戦果の上がらないベトナム戦線
クチの地下トンネルは、ベトナム人の知恵と勇気と祖国愛から生まれた、昔ながらの戦法を取った
ベトナム戦争の凝縮された戦争遺物です。

アメリカ兵を一撃で殺さず戦意を失うような武器はベトナム人の知恵と知力が垣間見られ、
地下トンネルもその一つです。
総延長で約200kmにも及ぶと言われ、一階二階三階と三層構造になっています。
中には参謀室、食堂、寝室、台所、手術室など2000人が生活出来る全てが揃っています。
そして炊事の時の煙の処理には驚くほどの知恵が隠されています、それに空気穴も至るところに
隠され、二重三重の安全措置が施されています。
夜になるとトンネルからサイゴン川の川底より浮上し、首都サイゴンまで船で下り戦闘に出掛けます。
そしてなによりも、最近解った事ですが
地下トンネルはアメリカ軍の参謀本部の下まで通じ、毎日の作戦の詳細を探り
先手を打って戦いに挑んだそうです。結果は想像に難くないですね。
困ったアメリカ軍は枯葉剤を投下して樹木を枯らし、焼け野原にしましたが、
今では30年も掛かりやっと写真のように樹木が茂って来ております。

しかし、今だその枯葉剤のお陰で現在もなお子供達の身体が蝕まれ苦しんでいます。
本当に戦争は恐ろしい。

事実当時のアメリカ兵の言葉の中に「ベトコンは何処にも見えないが、何処にでもいる」との言葉通り
クチの地下トンネルの存在は、アメリカ軍にとってそれほどにも悩ませ、ベトナムから撤退を余儀なくされたと
言っても過言ではないような、とてつもない地下トンネルです。
現在でもトンネルの詳細については観光用以外は軍の最高機密になってるそうです


今も残る砲弾の跡です

足を踏み入れると四方から足を突き刺します

この罠に掛かったら、足を切断しないと逃げられません。よってベトコンの餌食になり、多くのアメリカ兵が怯えました。

ベトナム解放軍の手造りの昔ながらの武器です一撃では殺しません。アメリカ兵の戦意喪失を狙った武器、全てアメリカ軍の兵器を調達作り変えています。

落ちたら竹やりが待ち構えます。

ベトナム兵でしか入れない小さなトンネル入り口

アメリカ軍が悩まされた地下トンネル入り口です

今も残るアメリカ軍の爆破された戦車

タイニンのカオダイ教本部

カオダイ教の内部
ベトナムでのご注意!

最近女性のハンドバックのひったくりが増えています、バイクで後ろから近づいていきなりひったくります。
注意するには、バックの紐は必ず首を通して下げてください、日本と違ってバックの持つ格好など見ているほどスタイルなど気にするベトナム人はいません。
従って、カッコ良さよりも安全を第一に♪
まして、プラダやシャネル、ヴィトンなどのブランド物など、全く関係のない世界ですので丈夫で軽くて安全が一番です。
裏話!

警察官はあまり当てにしない方が良いと思います、何故なら違反もしないのに観光客などを乗せた車を探して止めます。
すると、運転手は安全な場所に車を止めて、免許証の下にそっと現金を忍ばせ・・・警察官に提示します。
これでOKです(笑)
そのまま行こうとすれば、銃弾が飛びます!
こちらから見てると、何だったのかと・・・(笑)
とまあ、こんな世界です。
多分今夜の飲み代にでも消えるんでしょうね