2010年台湾での正月 |
今回の台湾行きは、知人の又知人で奥様が台湾出身のため、正月休を利用して里帰りに同行。 テレサテンのファンとして、一度見たかったがお墓なら間近で見る事が出来るので、それを 条件に参加しました。 人数は、4組の夫婦に単独で自分ともう一人の総勢10名の珍道中の始まりです。 お互い31日8時頃に自宅を車で出発し、成田空港で待ち合わせです。 空港に着くと、大晦日というのに普段の成田より人が少ない、やはり不景気の波がここにまで 及んでるのかと感じました。 12時前に無事空港内で全員が合流し、チェックインカウンターがまだ開かないので荷物を その場に積み上げ4階の食堂で腹ごしらえ(*^-^*) いつもの様に、腹ごしらえと言うよりは酒宴になります。 見た目はミネラルウォーターのボトルですが、中身はしっかり焼酎が入り用意が良いです。 (店の方には分かりません) 私は、呑まないのでお茶と食べ物を注文して腹ごしらえ。 大分時間も経ったので、そろそろチェックインしないとまずいのではないかの会話が出て 重い腰を上げエスカレーターを下り荷物の場所に戻ると、凄い勢いで係員が飛んで来ました! ???「この荷物皆さんのですか?!」 「はい、そうですが??なにか???」 「困ります!!」 「館内放送が聞こえませんでしたか?!」 「聞いてませんが、それがなにか??」 「ここが開いてなかったので、ちょっと時間潰しを食堂で・・・それが何か???」 「あのですね、この場所に勝手に物が置いてあると、不審物として扱うんです!」(~_~メ) 「後少し遅ければ、空港警察に立ち会って処理をするところだったんですよ!!」(~_~メ) と、かなり怒ってました。 「ハイハイハイ!分かりました!今後気をつけます!」 こんなやり取りの末、チェックインカウンターへ ところが・・・・・預け入れ荷物を計量すると・・・・295Kもあります(笑) 里帰り夫婦の荷物が多過ぎるんです、数にすると全部で大小で20個近くある 「何とか目を瞑ってオマケしてよ〜〜〜」 「決まりだから駄目です!!」 「なんとか250KまでならOKです」 「2ヶ所で計ってるから計算間違ってないですか?」 「信用出来ないなら、もう一度計りますよ! 確認してくださいよ!!」 再度・・・・・う〜〜〜〜ん・・・・やっぱり数値は合ってました^^; 重量オーバーの計測やオマケをおねだりしながらもう一度計らせるなんて滅多に見ませんね^^; 仕方なく、45K分をみんなで分け合い機内持ち込みにして、やっとチェックインを済ませました。 ・・・それから数時間後に起きる台湾での出来事は誰も知る由もありませんでした・・・・・ 入国審査を終えて免税店へ JALの、このところの騒ぎでイメージダウンが効いてるのか、お客もなく閑散と隣の エンパイアとの賑わいとはまるで正反対。 それでも、以前より客が少なくなってますとエンパイアのマネジャーらしき人が嘆いていました。 そして、3時間半後いよいよ台湾の空港に着き、荷物カウンターで待ってると、ビーグル犬がウロウロ してます。 麻薬犬は知ってますが、殆どは裏方で仕事をしてるのにこの犬は何を探してるのかと思ったら、 どうやら果物犬のようでした。 それも、なんとなく私達の回りを重点にウロウロさせてるではないですか。 私は、果物など持ってないので何の不審も感じませんでしたが、私達とは別な人がイチゴを発見され 没収されてました。 そうこうしてるうちに、カウンターに荷物がなくなってもバッグ3個が中々出て来ません。 係員が、まだ有るんですか? あと3個有ります。 と言ってるうちに、3個揃って出て来たようです。 私達は、自分の様に荷物を分けて持ち、先に税関に向かいました。 日本人の私達は一人では多過ぎる荷物でもフリーパスで税関を難なく通りましたが、 台湾人の奥様が中々出て来ません。 待つ事数十分・・・・どうしたんだろうと思ってると 旦那が口を開きました。 実は、親戚の人が台湾への土産にと果物を持って来たらしい。 話によると、どうやらバッグの一つの中身が全部「にっこり梨」との事 (。_・)ドテッ バッグの重さの意味もここで分かり、そして果物犬の登場も合点が行きました(爆) 見付からなければ良いけど、日本でも生物や果物は検疫を受けないと持ち込めないのは同じです。 とは言え、少量の果物は気にせず持ち込んでる人は多いと思います。 やっぱり、成田でX線検査で、あまりにも大胆なのと重量オーバーで係員をみんなで困らせたのが 原因かどうかは分かりませんが、通報されて待ち構えられたのかと思うほど、あまりにも手際が 良過ぎる感がありました。 去年までは、預ける荷物はチェックイン前にX線検査をしていたのですが、今はチェックイン してから検査をするようになったようです。 待つ事1時間半、やっと奥様が出て来たら、もちろん中身は全部没収で空になったバッグを 持って出て来るハプニングでした。(笑) 焦燥し切った奥様を見て、みんなで大笑いしながら励まし迎えた訳です。 日本で言う始末書でも書かされたのと思います。 その日から、毎日毎晩台湾人の家族親族と合わせて宴会をし毎日午前様でした。 しかも、南国とは思えないほどの寒さ(>_<) 長袖に薄手のジャンパーでOKを、信じ春先の服装で行ったのが大間違い(>_<) 運良く、バッグの中の隙間を埋めるのに前日に何となくセーターを入れておいたのが、唯一の救いでした。 オマケは、台湾人の奥様の弟さんが警察官で、毎晩夜になると私達と合流しお酒を飲んで午前様 しかも、58度の焼酎\(◎o◎)/ お開きの後、車で私達をホテルまで送ってくれます。 え!!\(◎o◎)/これが日本だったら、捕まったら懲戒免職の上新聞にまで出てしまいます。 なんといい加減なのかと思えば、日本も40年前はそんなものだったでしょう。 何故そんな行動が出来るかと聞くと、台湾の警察権力は強く、台湾の裏社会も良くも悪くも 牛耳ってると聞きました。 そのために、日本のように夜の商売をするのに、ショバ代やみかじめ料等と言うヤクザ社会が 蔓延らず良い意味で警察権力に守られてるのが台湾と言う事でした。 と、いつもこんな感じの私達の海外旅行が殆どです^^;
![]() 成田の免税店です 写真右側がJALの免税店ですが、経営不振のイメージかお客様が気の毒なほど閑散としてました |
![]() B−747の機内もごらんの通り不景気が原因なのか台湾が不人気なのか空席が目立ってました |
![]() 桃_園市内の屋台通り 日本の不況は何処吹く風、深夜まで人通りがあり活気が溢れていました ![]() ゲテモノ好きにはたまらない屋台。左端鶏の足(美味だそうです)私は見るだけで十分 |
![]() テレサテンのお墓の入り口 中国名(本名)で書かれてます 階段右上の約2坪ほどに区画された場所が一般人の墓地です 悪戯をされないように、道路反対側には監視所まであります ![]() テレサテンの墓地は、広々と公園になっていて、その奥に墓地が有ります 黄金に輝く往年のテレサテンの唄う姿の像もあります ![]() 台湾最北端に面する太平洋を望む小高い金宝山の中腹にテレサテンは眠っています あいにくの小雨模様でしたが、参拝者も多く線香がたなび献花が所狭しと並び生前の功績が偲ばれます 日本では、歌手のテレサテンでしたが台湾でのテレサテンは、政治的にも貢献した人物でした |
![]() 台湾での埋葬は火葬のみで、特別な許可がない限り遺体をそのまま埋葬することは出来ないそうです 防腐処理した遺体をそのまま埋葬されてるのは、蒋介石、蒋緯国とテレサテンの3人だけだそうです これを見ても、テレサテンの生前の働きがどの様なものであったかもうかがい知れます |
![]() 金宝山からの帰り道に当たる、火成岩や砂岩が潮の浸食や風化で出来た奇岩奇石がある野柳海岸を観光 ![]() いずれ風化によって倒れてなくなる運命でしょう |