長期優良住宅

住宅の性能を増し長く大切に扱い、地球環境にも貢献出来る住宅として
平成20年12月5日に公布され、21年6月4日に施行された「長期優良住宅の
普及の促進に関する法律」として、長期優良住宅の施工基準が明示されました。

Q:どんな住宅が長期優良住宅となりますか?

A:主に住宅性能表示制度の幾つかで、以下の全ての項目を満たさなければなりません。

@劣化対策等級3
外壁は全て通気工法とし、基礎高は地盤面より400mm以上とし床下からの防湿対策、小屋裏換気についても必要換気口面積が決められてます。
その他

A耐震等級2以上
建築基準法の耐震で必要とされる壁量の1.25倍の耐力壁を確保します。
且、床倍率についても検討、柱の上下の接合部もN値計算により金物選択
外周部の横架材接合部倍率の金物の検討
その他

B維持管理対策等級3
将来の修理交換のし易さを考慮し、排水管などはコンクリートに埋め込まない
排水管や給水・給湯・ガス管等の点検をし易くするための点検口の設置
その他

C省エネルギー対策等級4
温熱環境による地域区分に応じた断熱材の種類による厚み、そして気密の確保
外部開口部の建具断熱効果の検討
その他

以上の4項目を全て満たした上で「長期優良住宅」の性能評価証明を取得します。
そして「長期優良住宅」の申請をし認定されて初めて「長期優良住宅」となります。

住宅を取得したら?
設計から工事完了、そして将来を見据えて住宅の「維持保全」に関わる管理を施工者並びに住宅取得者に求められます。
これを総じて「住宅履歴書」と言い、住んでからの定期点検や補修・修理・リフォーム等の履歴の管理と報告を永年求められと共に、長期優良住宅支援室に設計図書から工事の経過、そして現在までの住宅の履歴がWEB上で管理保管されます。
施工者及び住宅取得者は、いつでもこれを閲覧したり必要が有ればDLする事も出来ます。

この「住宅履歴書」は、その住宅が滅失するまで取得者と一緒に付いて回る事になります。


また、「長期優良住宅」は、取得時も含めその後の税金等の割引制度や補助金制度の活用も期待出来ます。



※詳細については国土交通省のホームページ住宅関連をご参照ください。

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